ひと月ほど前ぐらいから時々目にするようになったノエミのこだわり、というか、彼女の視線からみた外界の「秩序」がノエミはとても気になっている様子。だんだん、このこだわりが強くなってきました。これがいわゆる秩序の敏感期かー、と、とても面白く見守ってます。
最初に気がついたのは、たしか8月。私がジーンズにベルトをつけた時。いつもジーンズを穿いているパパのベルトだと信じるノエミは「パパの!それパパの!ママとって!」とパパのものは、パパがつける、ということを主張しました。これは今も同じ。
じいじのスリッパを私がちょっと借りて履くのもだめ。「じいじの靴よ!ママぬいで!それじいじの!」
ノエミのコップをちょと借りて水を飲むなんて言語道断。「マンマ、それノエミのよーノエミのお水よー、マンマのコップはそっちよー」と口を尖らせて抗議する。
帰宅して、鍵をちょっと玄関に置いておこう・・・、なんてしたら即ノエミの声。「マンマ、鍵はそっち!」と鍵を置いておく飾り皿を指さす。
脱いだ靴下は、それぞれ脱いだ靴の中にいれておく。
夜寝るときに履いた靴下を、朝目が覚めたらすぐに脱ぎたい。必ず脱ぎたい。「すべるから、靴下ぬぐ、マンマも脱いで!」
例をあげるとキリがない。これがこれからもっと増えていくのかな?
幼児の記憶力って、なかなか侮れないものがあることも、ノエミは教えてくれる。先週末はミケの誕生日。誕生日ケーキにろうそくを立てて、Happy Birthdayの歌をイタリア語で合唱して、ろうそくを一緒に吹き消してみた。そうしたら、「ノンノもしたねー」。ノンノの誕生日は7月1日。そうそう、たしかに、イタリア到着したその日に、誕生日のお祝いをしたのだった。あれは1歳4ヶ月の終わりの出来事。1歳児は、数か月前の記憶をハッキリと持ってるんだね~。きっと言葉にできないだけで、たとえば8か月目の頃の思い出とかも持っているんだろうなあ。記憶はいつまで遡れるんだろう?胎内記憶を持っている、というのも同じことか。いつかノエミにも訊いてみたいなあ。マンマのお腹の中にいたときのこと、覚えてる?って。
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