Friday, October 23, 2009

Libri

相変わらず雑読。
誉田哲也の姫川玲子シリーズで文庫化を待ってたソウルケイジ。軽いので1日で終わる。単行本買わなくてよかった・・・。シンメトリーはいつ文庫本がでるのかな。彼の他の本もかなり読んだけど、好きじゃなかった。なんていうか・・・、彼の本がベストセラーになる、というのは、日本の現代社会を反映としてみることができるとしたら、日本社会はそうとう病んでるじゃないか、と不安になる。暴力に対する麻痺。それも物凄くグロテスクな暴力。このような小説を書く著者にではなく、日本社会の反応に対する不安を拭えない。
朝日新聞の読書欄にあった広告から買ってみた、太田浩一の哲学者たり、理学者たり。名前も知らない、けど実はかなり重要な仕事をしたという中世近代の物理学者たちを取り上げて、彼らの交流関係や子孫やらの話も入れながら、アメリカやヨーロッパの街並みを訪ねた紀行文。物理学史として読んでもかなり面白い。ところどころ入る太田さんのコメントがまた面白くて、電車内でも思わずブブブッと笑ってしまう。東大名誉教授という太田先生、ご多忙だろうに、こまめに僻地にあるお墓を探したりする。シリーズ化していて、最近第3巻が出たばかり。これは久々のヒットかも。
宮部みゆきの模倣犯を久しぶりに読み返した。彼女の「楽園」、早く文庫本化されないかなあ。ポール・サスマンも新刊が英語で出たばかり。日本語版はいつかなあ。ポール・サスマンは何度も読んでしまう、新刊が待ち遠しい。
あまり気にしたことが無かったけれど、毎月いくらぐらい本代払ってんだろう。ためしに一月丸ごとAmazonにしてみよっかな。

ノエミが、私の書棚から本をいくつも抜き出してパラパラっとめくり、これ面白そう?と思ったか(どうかしらないけど)「これ読む~」ともってくる。いつも、いいよー、と挿絵を見ながら作り話をするけど、コレとかコレを持ってこられたときはちとあせった。虐殺とか花魁文化とかはねー。

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