Tuesday, May 16, 2006

姫路京都旅行

14日日曜日。まずは姫路へ移動。GiacomoとVeronicaは、外国人旅行者用JRパスで新幹線利用。私達はANAマイレージを利用して飛行機で羽田→伊丹空港→リムジンバスで姫路駅まで。姫路駅前11時半にで待ち合わせにしました。幸いいい天気!姫路城は子どもの頃家族で訪ねたとはいえ、覚えていたのは城門と天守閣へ上る急斜面な階段のみ!やっぱり世界遺産だけのことはあるお城でした。お城は凛として優美で女性的な感じ!でも「このお城は女性的」という私の感情をイタリア人に説明するのが難しかった…!日本の城を沢山見ているわけでもないし、「凛としていて優美な雰囲気をもつ日本の女性美」というのが、おそらくイタリアの女性美とかけ離れているからかしら。あと、建物に情緒を求めるという観方もちょっと「???」だったみたい。

城内見学はおよそ3時間程度で終わり、午後4時には姫路を発って京都へ。ホテルでチェックインを済ませたら既に5時過ぎ。早朝からの旅で疲れたので「ちょっと休もっか!」7時にまたロビーで待ち合わせの約束をして、部屋に入り、そのままベッドに腰を下ろした途端に、二人してZZZ。熟睡!

夕ご飯はVeronicaが体調を崩してしまったので、和食はやめてステーキ。…そしてやっぱり今回も京料理・京の甘味はオアズケでした。夕ご飯の後は、舞妓さんが現れそうな祇園の町並みへお散歩。ミケもまだ行ったことがないエリアだったので、写真家ミケちん、大興奮でいい写真を沢山とってくれました!ちなみに、舞妓さんはタクシーに乗っているのを2回見かけました。さらに、ガイドブックで見つけた「町屋BAR 72C.A.D.」という、町屋を改造したバーで焼酎とカクテルを楽しんできました。Giacomoに焼酎を勧めてみたら、飲めるには飲めたのですが、やっぱりワインと一緒でいろいろなものを飲んでみないと旨さとか好みとかは分かり難かったみたい。でも、祇園ど真ん中で町屋に気軽に入れて、オーナーは挨拶程度のイタリア語が話せて、居心地のいいバーでした。

翌日は、朝8時半にロビーで待ち合わせて葵祭の行列を観に京都御所へ!…と思ったら、Veronicaの体調が本当に悪くなってしまって、午前中は部屋で休むことに。旅行中の体調不良の辛さが分かるだけに本当に心配。実は到着の翌日から膝も痛めてしまって、水も溜まってしまっている模様…。「最低~っ!。・"(>0<)"・。」と嘆くVeronikaに、私のおばあちゃんではないのだけど「京都も葵祭も逃げないんだし、また今度でいいんだからまずは無理しないこと!」と慰めて、私とミケ二人で行ってきました。4人分買ってあった観覧席ですが、2席分は、立ち見客にちょっと声をかけたらあっという間に売れました。あーよかった。

観覧席で待つこと40分。日がさして暑いこと!やっと行列の先頭が見えてきた…と思ったら、一番先頭の馬が暴れてしまってて、全然前に進まない!手綱を放したら暴走しそうな感じでした。写真家ミケは、これまた大興奮。パシャパシャと取り捲り、さあメインの斎王代がついに前を通ります…!というときになって、1枚目のメモリカードが一杯に!「うわーっうわーっ ヽ(;゚〇゚)ノ メモリカード換えないとーっ」とあせるミケの前をしずしずと通り過ぎちゃいました。笑。でも、メモリ最後のかろうじて取った1枚、なかなかだよね?

行列が京都御所を出た後はGiacomo Veronica が待つホテルに帰り、彼らと一緒にホテルでランチ。アメリカンサンドイッチを食してきました。Veronicaの体調不良は疲れから来る模様で、半日寝たら調子が良くなったよう。そこでミケご希望の宇治平等院へ。修学旅行以来!中学生の時には全く分からなかった平等院がありました…!一番ジーンとしたのが雲中供養菩薩の彫刻の表情の素晴らしいこと…!フィレンツェでマザッチョの絵を見たときと同じような衝撃でした。しばらく動けなかった…。日本美術は全然詳しくないのですが、個人的な好みとして、奈良時代の仏像彫刻が好きになりそう。もう一度奈良にゆっくり行きたい。平等院では、鳳凰堂本尊の国宝阿弥陀如来坐像及び国宝天蓋は修理中で観ることができませんでした。本当に残念。でも、また行かなくちゃという言い訳もできたりして…笑。

その後は私達はタイムアップ。京都→伊丹空港→羽田へ戻ってきました。帰宅は夜11時。ウガは既に熟睡中。でも、食べ物はのこしてあって、ウンコもしてなかった…。このごろ忙しくて外で遊ばせてないし、旅行にちょくちょく行ってるし。なんとなくウガが怒っている気がするのです…。(ーー;)ムムム

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