Monday, February 09, 2004

アパート問題3


写真はすごーくいい天気のときに、ディメッゾ橋から取った写真。最近は曇りばかりで太陽が恋しかったけど、今日も晴れてた。すでに暖かくなってきて陽だまりに居るとジャケットが要らないぐらい・・・!

今 日のトピックはまたまたグラツィアとリーザ。なんだか帰国最後の1ヶ月がこのようになっちゃって可哀相…。多分、リーザも「ま、いっか」ってなれれば楽 なんだろうけど、真っ直ぐなものは真っ直ぐに!と主張するのでグラツィアと反発しちゃうのかなあ。ゲルマン風気質とラテン気質の対立とでも言おうか・・。 うーん。問題は部屋の賃料。彼女は3月1日から私が今居る部屋に移るので一ヶ月250ユーロになる。けれど、3月7日に帰国しちゃう。グラツィアは、この うちは日払いじゃなくて、1ヶ月ばらいか半月払いだけ、と主張して125ユーロ払って、とリーザに言う。リーザはリーザで、3月1日から7日までずっと フィレンツェに居る彼氏のアパートに滞在するから、このうちにあるのは彼女の物だけで、物置料として一日10ユーロ×7日=70ユーロだけしか払わない、 と主張する。まあ、7日だけしか居ないのに15日分を要求するグラツィアも変には変。しかも、彼女はころころ要求を変えるし、その場の乗りで言ってもない 事を言ったと主張したりその反対もあったり。ほんの数日前に、グラツィアは80ユーロでいい、とリーザに言ったらしい。でも今回突然また125ユーロと 言って、リーザがその点を指摘したら、そんなこと言った覚えがない、と言う(←これはうそばっかりなんだよね。)今回の話し合いの途中にグラツィアが、今 回だけは100ユーロということにして話を付けましょう、と言ったのだけど、リーザは「そんなの正しくない」と言って受け入れない。どうなんだろうねー。 リーザがただ、はいはいと言って125ユーロ払わないと主張したのはえらい!と思って見習おうと思う!けど、あるところでは「ま、いっか」って言うのも大 切な気がする。特に海外にいて大家ともめた場合とか・・・。グラツィアへのアプローチの仕方とかもその人に合わせてベストな方法で攻めたほうが勝ちだと思 うんだけどなあ。グラツィアは、下手に出て行ったほうがうまく収まる事が分かったから、この童顔を生かして私は戦略的に行ってるんだけど。なんていうか、 「その場の乗り」っていうのがこの国にはあって、それを逃さず自己主張するのが結構多いのがイターリア、と言う感じ・・・。且つ私もそれを利用できる時は 負けずにそうすべき。

ちなみに、グラツィアが(例によって)、私に突然大きい部屋のチャージを10ユーロ値上げして、310ユーロと言っ た件については、今日、何も追求せず知 らない振りして黙って(でもにこっと笑って)300ユーロだけ渡した。そしてそのまま何事もなく終った。ははは。多分リーザとの件があったからグラツィア の頭がそっちでいっぱいになっちゃったんだろうね。まあ後日追求されるかも知れないけど、そうしたらその時にまた聞けばいいや。リーザとの話し合いの後で グラツィアに呼ばれて「さっきの話し合いがちょっとすごかったけど心配しなくていいのよ」と言われたので、正直な気持ちとして、且つムチャクチャ無垢な顔 して「日本のスタイルはもっと落ち着いているので、話し合いが激烈化してどきどきしました」と言ったら「大丈夫よ、ただこんな風に学生と問題が起こったの は本当に初めてなのよ!でもここはホテルじゃなくて私の家なんですからね!」とのこと。この家に関しては彼女が歩く立法機関らしいので、どのようにオフェ ンス・ディフェンスするかを考えよ、ってことなんだよね。

明日はミケレの修士論文プラス博士課程入試としての口頭試問。最後の一週間で、 彼が設計したレスキュー用ロボットもほぼ完成して、これはデモでも無事動い た!!この2年間一緒にがんばってきて、明日その結果が出るんだよね。私も緊張する…!この大切な集大成の日にミケレと一緒に居られなくて本当に残念だけ ど、ずっと考えてるよ。がんばれがんばれ!

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