Friday, February 17, 2006

UCSC

今日、友達のパウロと話してたら話の流れからUCSC留学時代の友達のことを沢山思い出した。思い出し始めたら止まらなくなって。


私のドミトリーは「部屋タイプ」じゃなくてミニアパート。2階建て+シャワー台所付き。だけどワンルーム2人部屋のドミトリーと直結してて、ドミトリー生活も、アパート生活も半々に経験できちゃうような環境だった。ルームメートはジョディ & ホリー。ジョディはスマート・キュート・ナイスバディという、カリズマティックな子で、世界情勢とか一緒に語れる数少ない子だった。UCSCにいたUndergraduateの学生は本当、世界時事とか知らない子が結構いたんだよね。ホリーはいろんな面でジョディと反対なんだけど、ジョディには全然ないものを持ってた。それはビッグハート。彼女の愛情とか世話焼き度はものすごく、懐が深くて、謙遜ばっかりで、すごくシャイで、でもいろんな人がホリーを頼ってた。ジョディは、人の注目を浴びるというのに慣れすぎて(特に男の子の)、人前で話すとやたらと声がでかくなる!笑。それも、すごいバービーみたいな黄色い声。よく誰のキスが一番とろけちゃいそうだったか、なんて話を聞かせてくれた。UCSCのあとでケンブリッジで修士学位をとるほど頭脳明晰だった。ホリーは、閉所恐怖症でトイレに入ってる間もトイレのドアを閉めれなくて、「大きい方」をしてるホリーに向かって「クラスに行って来るね!」とか、「ただいま!」とか日常茶飯事だったなあ。


バルバドスの留学生カーメルは、私達の部屋の上横に住んでた黒人の子で、すごいキュートな女の子だった。腕脚が枝みたいに細くて顔も小さいのに、胸が異様にデカい!笑。サンフランシスコに行くと、ブラックの男の子が「お願いだからTEL番号教えて!せめて名前だけ!」とずっと付いてきて困ったこととかあった。彼女は、信じられないほどマイペース人間で、自分の部屋があるのに私達の部屋に入り浸り。ミートローフというヘビメタグループのファンで、信じられないほどオンチ+ダミ声なのに、ミートローフのテープを最大音量でかけて夜な夜な合唱されたときは、ジョディ+ホリー+私もさすがに切れて、カエレーッと叫んだことも。でも翌日けろっとしてテープ片手にまた部屋にやってくるカーメル。笑。


よくつるんでた男の子グループにいたアリソン。彼は「静止する」ということができなかった。静止って言葉が多分彼の頭になかったんじゃないかな。笑。話しながらつねに手足体をくねくね、ジャンプして踊ってて…。絶対ドラッグやってる、って皆で噂してたけど、やっぱり卒業前に捕まって刑務所入りになった。


韓国系アメリカンのポールは、すごいヒッピー。ついに最後の学期に彼女ができたのは良かったんだけど、なぜか、ポールのアパートに電話すると、毎回毎回この彼女が、後ろで「ただいまベッドの中で忙しいんですけど」みたいな声をわざと出す。うその声なんだけど、誰の電話に対してもこの声で、後ろでふざけてた。いい加減うざいよ、と皆言ってた。


あと、私達の横の部屋に住んでたロシア移民のベラ。冷戦直後に移住してきて、チューイングガムがこんなに簡単に買えるなんてなんて、アンビリーバブル!って心底感激したとか。ある日彼女に「ロシアか、キャビアだねー」といったら「え?好きなの?今あるよ、食べる?」「えーっマジ?食べる食べる!」で数分後、クラッカーの上にイクラを乗せてでてきた時は心底ガックシ。


パキスタン系イギリス人のアミヌルは、卒業後両親が決めた、一度も顔を見たことがなかったアシアという女の子と結婚した。それまでキスはOKだけど、アミヌルがバージンでいることは宗教上とても大切で。だからなのか、留学中の彼の思い出は、色んな女の子とキスしまくってるアミヌル!その反面、すごく家族思いで、友達思いで、私達の結婚式に来てくれたのは本当に嬉しかった。


私は卒論書いてたんで行けなかったんけど、このメンツでメキシコ旅行に行ったときの話を聞いたときは「あー行かなくてよかった!」と本当に思った。ホリーはベッドでお漏らししたとか、カーメルはプールで酔っ払いすぎて溺れたとか。今から考えると本当にネタがたっぷりの友人に囲まれてた。そんな彼ら、今でもグループメールでコンタクトしてて、活躍しているのを見ると嬉しいなあと思う。

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