Sunday, July 24, 2005

読書

7月1日に書いた貫井徳郎。あのあとさらに数冊読んだのですが・・・、なんていうのかな。暴力的でグロテスクで、現代の若者の持ってる危うさとか凶暴性を すごく現実的に書いていて、確かに重みがあって面白いんだけれども、読んだ後心がすさんじゃう。私は多分速読な方で、厚さ4センチ程度の単行本は1日で読 んじゃうのですが、そのペースで1週間ほど彼の本を読んでいたら、なんだか周りの人々がものすごく薄黒く見えてきたので、これ以上買うのをやめました。

で、先週次誰を読もうか、と本屋を漁っていて手に取ったのが宮尾登美子。今10冊程度読んだ結果、このごろ気分が少々明治初期。京都に旅行中はまさにピッ タリで、芸者遊びを知ってるおじさんとかと話が盛り上がったりしました。おとついは(今頃になって)「蔵」を読み、自分の独り言の言葉尻が少々新潟弁に。 笑。宮尾登美子も少々おなか一杯になってきたので、次は誰にしようかな・・・。と思ってたんですが、先々週たまたま入ったヘアサロンで私を担当してくれた 人が、「ボク夢枕獏読むんですよね~」と言ったのがなんとなく耳に残ったので、陰陽師シリーズを4冊ほど買い込んでます。

そういえばピサに留学中はしげ(フラットメイト)の影響で村上春樹にはまり、かなり微妙な世界を漂った記憶が・・・。外ではイタリア、自分の部屋の中では村上春樹。で且つ研究論文資料を読んでたので、現実と非現実が入り混じって、時々時間間隔が薄れた。

小説類を読んでいるとその時代背景とか主人公の性格とかにかなり影響されてしまうのですよね~。

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